2013年7月29日

税務調査と脱税について少し考えてみました

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こんにちは。渋谷の税理士ライブラです。

早速本日のニュースですが、

夜間クリニック院長が所得隠し=知人経営装い、2億9000万円―国税局

によれば、「東京都新宿区で夜間診療の「アスカクリニック」を経営する山中秀※(※=日ヘンに亘)院長(52)が、知人が経営していると装い診療報酬を申告しなかったなどとして、東京国税局から2011年までの7年間に約2億9000万円の所得隠しを指摘されたことが29日、分かった。申告漏れ総額は約3億5000万円で、追徴税額は重加算税を含めて約1億5000万円。既に修正申告したとみられる。」とあります。

これに関連して、簡単に税務調査についてまとめてみました。

【税務調査の種類】

①任意調査
一般にいう「税務調査」とは、この任意調査のことです。
各税法に基づき、事前(約1週間前)に連絡を入れ、調査官により納税者の同意を得て行われる調査です。
調査官1~2名で、2~3日かけて調査を行ないます。

②強制調査
多額の税金を巧妙な手口で隠すといった不正が発覚した場合、国税局の査察部「マルサ」で知られる国税局査察部(調査査察部)が、裁判所の令状のもと、調査を行ないます。

【誰が行うのか】
①国税局(主に大規模法人)
課税部・調査部・査察部に分かれ、国税庁の指導、監督下で、原則として資本金1億円以上の法人や外国法人、悪質な脱税の摘発や取締りを行います。

②税務署(規模はさまざま)
・個人課税部門:譲渡を除く個人の申告所得税や消費税等の指導・調査。
・法人課税部門:法人税・源泉所得税・法人の消費税等の指導・調査。
・資産課税部門:個人の譲渡所得税・相続税・贈与税の指導・調査、財産評価。
・管理徴収部門:納税の管理・納税証明書の発行・滞納の整理。

税務署の仕事」参照。

今回の「赤ひげ先生」の場合は、がっつり「国税局」なんですね…

そもそもどういった経緯でバレちゃったのでしょう?

実しやかに語られる、脱税がばれる経緯…

・そもそも業種的に目をつけられている(パチンコ、バー、クラブ、キャバレー、風俗などなど)

・人の噂

・申告所得と金遣いのギャップ

・近所の聞き込み

・密告(タレこみ)

・支払い元の査察からの連鎖

・実際の客数と売上のアンバランス

・「○○県○○市○丁目○番地に住む○○氏は、去年FXで○万○千○百○十○円の利益だった」このように、住所・氏名などの個人情報および、いくら儲かったか1円単位まで正確なデータが日本全国の税務署に集まるシステムになっている。

都市伝説っぽいものも多々あります。もはや真相は闇の中…

「赤ひげ先生」はどうだったんですかね?

やはり、こっそり患者数とかこっそりカウントしてて、それと売上高のアンバランスに端を発して見つかったのでしょうか。

それとも、先生のことをよからぬと思ってた方が「タレこんだ」からなのでしょうか。

これまた、真相は闇の中…

以上 ライブラでした。

 

 

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