2013年9月12日
今週の「週刊経営財務」(No.3129)平成25年9月9日
こんにちは。渋谷区恵比寿の税理士ライブラです。
今日は、今週の「週刊経営財務」のトピックです。
- 開示すべき重要な不備、25年3月期は7社
- 定率法から定額法 26年3月期1Qは88社
- 大手海運会社 貨物船の耐用年数、延長の動き
- 日本簿記学校学会全国大会/関東信越国税局長インタビュー
- 週刊「適時開示」ニュース(8/27~9/2)
- 会計方針と表示変更、どちらの変更?
- ASBJ/FASFレポート 第271回
- 海外会計トピック
- アジアビジネス最前線! フィリピンにおける移転価格ガイドライン
- 動き始めたJ-IFRS、どこに行く?
- 役員の報酬・賞与・慰労金の基本と実務Q&A「能力不足の取締役の解任と正当な理由」
- リース再公開草案に対する経団連コメントの概要
- 現代会計論考 34 資本とは何か(4)「新株予約権」
- 気になる論点 84 IASB概念フレームワークの改正案(2)認識の中止のアプローチ
- まったり談話④ どこに行くかが悩ましい
- ミニファイル 転がし方式/内部統制評価の訂正
今週号は薄いですね…。実に32ページしかありません。
某大手監査法人に在籍していたころは、リース会社を担当していましたので、「12.リース再公開草案に対する経団連コメントの概要」については特に気になるところです。
簡単に概要を説明しますと、
- 現行オフバランスのリース取引についても、オンバランスすることを目的としている。
- ファイナンス・リースとオペレイティング・リースの区分を廃止し、借手は12ヶ月超のリース取引については、「リース負債」と、「使用権」を資産として認識する。
- 新たにリース取引を新たに、「A型」(原資産が不動産以外)と「B型」(原資産が不動産)に分類する。
- 「A型」(原資産が不動産以外)と「B型」(原資産が不動産)で異なる会計処理を採用する。
- 複雑な契約については、原則リース構成部分を区分、区分が困難な場合は、単一のリース取引として処理する。
- 定性的・定量的な情報の開示を求める。
ある意味、2008年のリース会計基準の改正以上にインパクトありますね。これ。
借手ももちろんですが、貸手側であるリース会社にとっても、新たにシステム改修など大きな負担が発生しますね。(営業上のインパクトも当然ですが…)
このほか、IFRS関連の記事がやはり多いです(上記のリースも関連してますが…)。
商売上の話をすれば、IFRS絡みの業務が増えることは非常にうれしいのですが、要らない上場企業にまで押し付ける(強制適用する)ってのはどうかな…と考えてしまいます。
以上 ライブラでした。
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