相続対策の取り組み方・考え方(1)
こんにちは。渋谷区恵比寿の税理士ライブラです。
昨日に引き続き相続のお話です。
相続対策には大きく分けて、①争族対策、②納税資金対策、③節税対策があります。
よく、「相続対策」=「節税対策」といった認識をされている方が多いのですが、「節税」に偏ったものであってはいけません。
「相続対策」は中長期にわたって発生すると予想して対策を実行することが基本です。
そのため、その間に起こるであろう税制改正のリスク、租税回避行為としての認定、当事者の経済状況や心境の変化などといった不確実な要素が多々あります。
ですので、あくまで「節税対策」については、「サブ」としてお考え頂きたいです。
では、何を重視すべきでしょうか。
最優先の課題は、「①争族対策」、そしてその次が「②納税資金対策」です。
税金は払わないに超したことはない…的発想で、「③節税対策」にばかり目を奪われがちではありますが、やはり大切なのは(残された)家族の幸せ。
家族の中の弱者に十分な配慮をし、(可能なかぎり)関係者が納得できるように(=揉めないに)対策を練る必要があります。
ですので、「争族」問題の発生が高い確率で見込まれるならば、早めに然るべき専門家に相談しておくことをおススメ致します。
何か他人行儀ぽく書いてしまいましたが、ライブラが税理士として本領を発揮できるのは、「②納税資金対策」、「③節税対策」です。
このもっとも重要としている「①争族対策」については、本音で話しますと、やはり税理士ではなく弁護士にご相談頂いた方がベストです(当然、相続を専門とする弁護士です)。
何でも自分でやろうとする人もいるとは思いますが、結局お客様の幸せを考えるならば、その道のプロを紹介するのが一番ではないでしょうか。
ちょっとぶっちゃけ過ぎました。
「相続対策の取り組み方・考え方」については、引き続き書いて行こうと思います。
以上 今会えるプロフェッショナル 毎日税理士 ライブラでした。
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